事業内容

ショットブラスト

ショットブラストは、ショットブラスト機により鋼材の表面を削る加工です。

左が未処理。右がショットブラスト処理対応後です。

 圧延された鋼材は、そのままの状態では表面をミルスケール(黒皮)で被われています。
そのままの状態で塗装を行うと塗膜の剥離、赤錆びの発生等が生じるため、ショットブラスト機より直径0.5~2.0mmの研掃材を勢いよく噴射し、鋼材表面の被膜を削り取ります。
このような鋼材の一次表面処理以外にも、錆の除去、塗装の除去もショットブラストで行うことが可能です。

加工後の鋼材表面拡大画像

 弊社では2ライン、2基のショットブラスト機を有し、お客様からご依頼をいただいた製品へショットブラスト処理を行います。
鋼材のみではなく組立済のものについても承ります。
複雑な構造の材料については手打ちブラストにてショットブラストを実施処理します。

手打ちブラストブース 複雑な形状のもののショットブラストを実施

 使用後の完成品の錆落とし、塗装落としも承ります。
完成品の錆落とし、塗装落とし、再塗装には高度な技術が必要ですが、弊社では30年培ったノウハウと熟練の職人が製品の状態を見極め、最低限の表面加工で錆落とし、塗装落としを行うことが可能で新品同様に生まれ変わらせます。

主な用途

1.溶融亜鉛めっき前処理用 (送電線用鉄塔、送電用地中管、ガードレール及びその支柱、防音壁用支柱等)
2.コーティング・ライニング前処理(タンク・小樽等)
3.建築用架設機、メタルフォーム等の再生処理
4.一般鋼材の錆、スケール研掃

対応可能サイズ

長さ 5.0m~16.0m
幅 1.0m

詳細はこちら

対応可能なサイズ・形状等の詳細は営業までお問い合せください。

プライマー・各種塗装

 ショットブラストにより表面の被膜、塗装、錆を除去した鋼材は、酸化を防ぐため防錆処理を施す必要があります。
防錆塗料は一般にプライマーと呼ばれ、弊社ではお客様のご要望に応じたプライマー処理や上塗り(仕上げ)を実施しております。

左より、ショットブラスト前、ショットブラスト後、プライマー処理後(エッチングプライマー)

 お客様の塗装仕様に合わせてμ単位の膜厚に仕上げます。塗装後は厳重な検査を行い、プライマー及び塗装に自信をもってお渡しいたします。また、用途に適したプライマー、塗料のご提案もいたします。

プライマーの種類、特性

種  類 特         性
エッチングプライマー 主成分のポリビニルプチラールに耐候性、防蝕性を与えるためにケント樹脂、フェノール樹脂などを加え、透湿性、密着性を向上させるためにりん酸を配合。
乾燥が早く鉄との密着性が優れており、上塗り塗料との付着性もよい。
ジンクリッチプライマー  亜鉛末と展色剤を練り合わせたもので、展色材がフタル酸樹脂系、エポキシ樹脂系、メラミン樹脂系などのものがある。
亜鉛が金属表面に化成され、強力な防錆効果がある。
錆止めペイント  防錆材料とボイル油を練り合わせたもの。用いられる顔料の種類により3種に分かれる。
錆止めペイント・含鉛錆止めペイント

※塗料はお取り扱いしている代表的なものを掲載しております。
その他にも各種塗料に対応可能ですので、営業までお問い合わせください。

主な用途

1.造船・鉄骨・橋梁
2.沿岸部、海上部に構築される構造物
 (原子力発電所、化学工場、プラント、港湾用諸施設、海底資源掘削機器等)
3.海外向け各種プラント(LNG、LPGプラント、発電設備)
4.官公庁向け各種構造物、建屋
5.鋼管、コラムの内面

特殊指定プライマー加工も可能

1.鋼矢板、鋼管杭のタールエポキシ塗装・パイルロック加工
2.一般鋼材、リップ溝形鋼、デッキプレート、キーストンプレート等の各種指定塗料の防錆塗装及び鉛丹、高級仕上げ塗装
3.鋼管、コラム、防錆塗装

常温亜鉛めっき処理(ZRC加工)も行っております。
溶融亜鉛めっきと同等の防錆作用を得られる常温めっき剤です。

Z.R.Cの詳細はこちら

鋼材販売

 関連会社の棚橋鋼材株式会社と連携することで、鋼材手配からショットブラスト加工及び各種塗装まで一貫して対応することで、コスト削減と納期短縮が可能です。
ご希望の材質、寸法、加工済の鋼材を納品させていただきますので、弊社までご相談ください。

お問い合わせ

日本防錆インスタグラム
棚橋鋼材株式会社
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